イギリスの物価事情

money-351078_960_720■イギリス物価と為替事情

物価が高いことで知られているイギリス。特にロンドンでは家賃を含めて生活の基本となる費用が高く、東京より割高だとも言われています。

すべてにおいて物価は高いですが、特に家賃や生活必需品(トイレットペーパーなど)、交通費、外食費は物価の高さを実感します。

イギリスの場合、物価にはVAT(付加価値税)が20%も含まれており、日本の消費税とは既にこの段階で大きな価格差が生じます。そのため日英 の地方都市同士の比較においてもイギリスの物価が高いといわれています。 しかし、食料品に関しては税金がかかりませんので、自炊することによりかなり経費を節約できます。ただし、食品の中でも外食や、お酒、アイスクリーム、チョコレート、クリスプス(ポテトチップス)など贅沢品と見なされるものにはVATがかかります。

なお、イギリスポンドは日本円などに対して比較的為替レートの変動の大きな通貨です。そのためワーホリ予算のための資金管理・資金計画には十分余裕を持って計画を立てることをオススメします。

■地域間の物価格差

イギリスの物価は地域による差が大きいと言われています。これはロンドンの物価が極端に高く、これと比較した地方都市の物価との差が大きい事によるものです。
そのため、ワーキングホリデーでは物価高のロンドンを避ける渡航者も増えてきました。地方都市の場合、アルバイト探しは難しくなりますが、物価の安さと治安の良さを考慮して、地方を選択するメリットがあるようです。

<地域別、おおよその物価感覚>

  • ロンドン 物価は高め
  • イングランド南部 物価はやや安め
  • イングランド北部&スコットランド 物価は安め

■物価の高いイギリスでの節約術

ワーホリの資金を大切にするため、物価高ロンドンでの節約の術をご紹介します。
まずチューブやバスの運賃は「オイスターカード」というICカードがあれば半額で乗れます。(※簡単な登録が必要)チューブは高いので、なるべくバスを利 用するだけでも節約になります。更に、フルタイム(1日3時間x週5日)の学生だと、チューブやバス の定期券がStudent割引料金で購入できるので大変お得です。

旅行などで遠方に行く際は、列車は割高なのでコーチ(高速バス)を利用します。
メガバスという会社は片道1ポンドから。ナショナルエキスプレスでも、ファンフェアというインターネット限定販売のチケットが格安なのでオススメです。
また、イージージェットやライアンエアーという格安航空会社のチケットも見逃せません。いずれも早めの予約がより一層安くなります。

イギリスの スーパーといえば、Marks and Spencers, Wait rose, Tesco, Sainsbury’s, Somerfield, Co-op, Morrisons, ASDA, Lidl, ICE LANDなどが有名どころ。
“Buy 1 get 1 free”や”Buy 1 get 1 half price”、”3 for 2″という抱き合わせの値引や、”Reduced corner”といってその名の通り在庫処分で賞味期限間近・訳あり品の値引などあります。まだまだイケる物がReducedになって いる事が多々あるのでばかにできません。特にWait rose等の高級スーパーのReducedは、かなりいい物が多いので要チェックです。

イギリスで しばらく滞在されるなら各ショップの会員カードを作るのがおすすめです。Tescoなら”Club Card”、Sainsbury’sは”Nectar Card”、ドラッグストアのBootsは”Advantage card”などなど。どれも店頭やインターネットで簡単に会員になることができ、ポイントを貯めるのも清算の際にカードを提示するだけです。
ポイントの使用方法はお店によって異なりますが、支払いの際ポイント利用で割引きになったり、ポイントの点数次第で自分で特典を選べるケースもあります。 ポイントの他にもバウチャー(クーポン)が送られてきて、割引やポイント加算をしてもらえたりします。バウチャーはよく新聞やインターネット上など にも載っているので要チェックです。

レストランやお店のバウチャーをまとめているホームページもあり、なかなか使えます。これを使って”2 for 1″(2人で1人分のお代)などの割引でお得に外食をすることができたりします。
スーパーの話題に戻りますが、ICE LANDという冷凍食品を沢山売っているお店や、99pショップは物によっていい商品があります。また野菜に関しては、マーケットの方がスーパーより新鮮 でお得な事もしばしばなので時々のぞいてみるのも楽しいですよ。

最後に、イギリスのお金についておさらいしておきます。
イギリスで使用されている通貨はPound(£=ポンド)。ポンドより小さいお金はpと表記され、Pence(ペンス)かそのままp(ピー)と読みます。(※1pの時のみペンスではなく単数系のPenny=ペニー)

更にまめ知識として、お金についてのスラングをご紹介します。
£1:quid(クイド) £5:fiver(ファイバー) £10:tenner(テナー)£20:score(スコア) £100:ton(トン) £500:monkey(モンキー) £1000:grand(グランド)

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