イギリスの入国審査

london-938880_960_720■ワーキングホリデーでの入国審査

イギリスへの入国は空港からという場合と、フランスよりユーロスターなどを利用して陸路という2つの方法が考えられますが、ここでは一般的な空路での入国についてご紹介します。

イギリスのビザですが、観光ビザや学生ビザの場合は、大使館より事前にビザが発給されるわけではなく、入国時に入国審査官により発給されるルー ルになっています。そのため入国時に厳密な審査が行われることから、イギリスの入国審査は厳しいということで有名になりました。対してワーキングホリデー ( Youth Mobility Scheme )の場合は事前に大使館よりビザが発給されていることになりますので、ここに大きな違いがあります。

空港到着後、入国審査用の3つのゲートが目に入ります。一つはイギリスのパスポート保持者、もう一つはEU諸国のパスポート保持者、そして3つ目は私達が並ばなければならないその他の国のパスポート(All Other passports)保持者用のゲートです。
ゲートに並び順番がきたらパスポートと事前に記入を済ませた「Landing Card」を入国審査官に提示します。

なお、以前に日本人向けの専用スキームとして実施されていた「ユースエクスチェンジスキーム(YES)」は廃止され、現在ではカナダやオースト ラリア、ニューージーランドなどの国籍保持者を対象とした「ユース・モビリティー・スキーム」に統合されています。YESの時にはスキーム自体が入国審査 官の間でも知られていなかったため、一部で入国手続きに時間がかかったなどのトラブルがありましたが、新しくなったスキームの下ではスムーズに入国できる ようになりました。
既にビザがあるわけですから、安心して堂々と入国審査に向かいましょう。

一般的にワーキングホリデーは「観光を主目的に、アルバイトもできるビザ」という認識がされていますが、イギリスのYMSに限っては働くことを目的にした『2年間限定・若者用就業ビザ』的な要素が濃く、イギリス側では働くことを前提にした人に発給するビザという認識になっています。そのため、入国時にどのような仕事をしたいかを問われた際に「しばらくは観光で働く意思はないです」というような意思表示をした場合、「働く気がないなら6ヶ月間の観光ビザ出しとくからね」と観光ビザの発給を受けてしまってYMSビザを受ける権利を失ってしまうケースも出てくるのです。
回答としては「仕事はまだ決まっていないけれど、○○の分野に興味があるので早く仕事を見つけたい」といった感じが良いようです。

なお、イギリスのワーキングホリデー(YMS)ビザはビザの有効期間中何度でも出入国が可能です。そのためイギリスを拠点にしてヨーロッパ各地を旅することもできます。

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