ドイツでの住居の探し方

apartment-662152_960_720■ドイツの住居探しは根気と計画性が必要

ドイツでは住居が不足気味なため、例えば学生などの引越しの多い新学期などに渡航するとなかなか住む場所が見つからない、という事になってしまいます。そ のため、なかなか住居が見つからずに困ったという話も珍しくありません。ドイツでの住居探しは根気が必要な事を覚悟しておきましょう。
なので、ドイツへ渡る前からの計画的な行動が鍵といえます。

■住居の種類

ドイツのワーキンホリデーの場合、普通にワンルームクラスのアパートを探すほかに、WG(ヴェーゲー)と呼ばれる1つの家を複数の人で借り、そ の中の部屋を各自専有して一緒に住む形のもの多くあります。WGの魅力はなんといっても家賃の安さです。またシェアメイトに恵まれると、ドイツ語が上達す るということも。このほかホームステイなども選択肢です。ホームステイの場合でも実際は家主とのWG契約のような場合もあります。WGやホームステイの場 合、家具などが一通り揃っているため、すぐに住めるのが魅力です。

■住居の探し方

お部屋探しの手段として、一番多いのはやはりインターネット。日本人同士の情報交換サイトの他、ドイツのサイトを活用できれば、選択肢もぐんと広がります。
インターネットで探す場合は出発前に日本から探すことも可能なのが魅力。ドイツに関連するコミュニティーページやSNSなどを利用して空き部屋の情報を探すほか、自分の方から「部屋を求む!」などといった掲示を出すことも可能です。
現地に到着してから探す場合はインターネットのほか、新聞や雑誌、スーパーなどにある掲示板などに出された情報を利用します。WGの募集のほか、 Nachmieter(住居の引継ぎ)募集などというのもあります。また旅行などのため1~3ヶ月間程度の短期間だけ貸したい(もちろん家具つき)、と いった物件もあります。これらの中から気になる物件を探してできるだけ早く連絡をしましょう。
住居のスペックについて主要なチェックポイントは、まず暖房の種類。ベルリンの冬は寒いので、超重要項目です。

Zentralheizung(セントラルヒーティング)、Gasheizung(ガス)、Ofenheizung(石炭)の3種類があります。「石炭? 今どき??」と思われるかもしれませんが、東ベルリンなどでは今でも残っています(石炭屋さんもあります)。ただし、燃料の準備が大変、なかなか温まらな いなど、短所が多いため、よほど経験してみたい方以外は、やめておいたほうが良いでしょう。

人によって重視するかどうかは異なりますが、バスルームにBadewanne(浴槽)があるか、Dusche(シャワー)のみか。日本ではあまりみかけませんが、ここでは電話ボックスのようなシャワーボックスだけ、というお部屋も結構あります。
この他に、WG(フラットシェア)等の場合は、möbliert(家具付き)かどうか、Waschmaschine(洗濯機)、 Kühlschrank(冷蔵庫)等の共有物、電話・インターネットの接続状況、また簡単な自己紹介や、どのような同居人(年齢、性別、喫煙の可否)を希 望するかなどが記載されています。

入居希望者が多い季節などには「すぐに見学希望を出す!」「とにかく打診しまくる!」が鉄則です。情報掲載者の名前、メールアドレス、携帯番号が公 開されているので、いいな、と思う物件があったら、即連絡。条件の良い部屋は、数日で決まってしまいます。返事をくれた部屋は、全部見に行きましょう。し かし、なるべく一人では見に行かないようにするのがコツです。

■契約と家賃

気に入った物件があれば契約となります。ここで気をつけたい事はMiete(家賃)です。ドイツの場合、家賃のみの金額と、家賃+光熱費やその他の経費の 金額で表現されている場合とがあるため、契約しようとしている家賃には何が含まれているのが、最終的に支払う金額はいくらになるのか、などといった事を キッチリ確認しましょう。WGの場合は、家賃に加えて、その家でのルールなども事前に確認しておくことも大切です。
またKaution(保証金)についても確認が必要です。金額に加え、退去時にいつの時点で返還されるのかということもきちんと確認しておきましょう。
契約はMietvertrag(賃貸契約書)を利用して書面で行います。この中で家賃や光熱費、保証金に関する取り決めのほか、退去時の内装修理にかかる 費用の負担、備品を破損した場合の弁済ルール、退去する場合にどれだけ前に家主に通告するのか、などといった取り決めがされますので、内容をしっかり理解 した上でサインしましょう。

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