フランスでの住居の探し方

room-984076_960_720■物件探しは大変

とにかく住居を探すのは大変な作業です。ですので、到着後1ヶ月くらいの宿は渡仏する前に確保しておく方が安心です。

フランスはいいものであればあるほど、一般に応募する前に知り合いが口を聞いて誰かを紹介してしまいます。そのため比較的安価で物件のいいものはフランス 人がゲットしているのが通常です。ですのでフランス在住の知人・友人がいればとにかく予算と希望を伝えておいて耳より情報があれば教えてもらうのが一番で す。しかし、殆どの方はそのような機会を得るのは難しいのでご自身で見つけなくてなりません。そうした場合はまず自分の目できちんと見てチェックポイント を作りチェックしましょう。

住居が見つかって、実際に入居手続きになった段階で、ワーホリビザを持っていても働く所が決まっていないとなると、家主は貸す事を渋る事もあり ます。家賃がいつ滞るか分らない方に貸すのは誰でも懸念しますから当然といえば当然です。そこでやはり日本で既に現地フランス各地とコンタクトを取り合っ ているような会社にフランス渡仏前にきちんと決めてもらうのが一番安全かつ最終的には経済的になります。また、現地の不動産屋を通して物件を探すこともで きます。

■物件情報を探す

主に日本語で情報収集をするのであれば、無料の日本語新聞「OVNI」(オヴニー)が便利です。日本の書店や語学学校、フランスの日系のお店やレストラン で入手出来、ニュース、文化関連の記事はもとより賃貸物件や求人情報も掲載されています(ネット上での閲覧も可能)。また、パリではBOOK OFF等、日系のお店の掲示板上で日本語のアノンスを見つけることもできます。地方都市でもアジア食材店等、場所によってはこの類のアノンスを見つけるこ とができます(ただし相手は日本人ではない確率が高くなります)。

日本人が複数在住する都市であれば日仏関連の団体(association)が設立されている場合もあります。これらの団体では日本人はもちろ ん、フランス人との人脈を広げるのにも有効です。次に、フランス語での情報収集ややりとりもOK!という方であれば、現地の大学の校舎や図書館の掲示板に も賃貸情報、求人情報があったりします。家や仕事を探していると公言することで、周りの友人等からいろいろな情報を得られることも意外に多いです。

フランス語が大丈夫な場合は、フランス人の活用している雑誌:de Particulier a Pqrticuilier 又は Se Logerなどで情報を得られます。

フランスの街中を歩いていると「A VENDRE」もしくは「A LOUER」と書かれた看板が掲げられている建物をよく見かけます。これは不動産屋の看板で、前者が販売物件、後者が賃貸物件であるということを意味しています。

■チェックポイント

物件を決める前に重要なチェックポイントは以下の通りです。

  1. 家賃・管理費はいくらか
  2. 床面積、何階にあるか(エレベーターの有無)
  3. 家具付かなしか・・・どのくらいのものが揃っているか
  4. 暖房の有無(セントラルヒーティングかどうか、暖房費は家賃に込みか)
  5. 湯は管理費に含まれているか
  6. 日当たり、バスアブの有無、電気の状態(実際つけてみる)、TVのアンテナプラグはあるか
  7. 管理人はいるか暗証番号、鍵、インターホンの有無、鍵は最低2つはついているか
  8. 保証金はいくらか(解約時に戻るものだが、きちんと明記されているか)

アポイントをとって物件を内見する場合、念のため一人では見学へ行かない方がいいでしょう。また、疑問、質問があればその場で必ず質問し、それに対してきちんと答えてくれるかなどもきちんと見極めておいた方が、後々のトラブルが少ないでしょう。

■契約についての注意

保証金はいくらか(解約時に戻るものだが、きちんと明記されているか)フランス人の場合この保証金を入る時には何もなければ返金しますといいながら出ると きになると知らんぷりする大家さんが結構います。必ず最初に書面でそのことがきちんと書かれているか、そしてそれにサインがあるかどうか確認してくださ い。

また、管理費などが発生する場合、それには何が含まれているのか(通常は水道や共益費などが含まれているようです)等もしっかりチェックしておきましょう。

契約前後には、部屋の備品全てにおいてきちんと使えるかどうかチェックしましょう。最初から壊れていたといって大家に申請しても、修理代を請求 される場合がありますので、自分が入居する前から壊れていたことを証明する為にも、入居前にしっかり部屋中をチェックすることを強くお勧めします。

■最近の傾向

現地にある日系の不動産会社を経由して住居を借りる人も多いのですが、当初は1年間の契約ということで契約するものの、3ヶ月ほどで帰国のため契約を破棄するケースが増えているようです。
帰国の理由は経済的な要因が多く、渡航後のアルバイトによる収入に大きく依存するなどといった、無理な予算計画がある場合が目立ちます。
そのため、残念ながら最近ではワーキングホリデーでの滞在者との賃貸契約を避ける不動産会社も出てきました。十分な予算計画を立てた上で、渡航するようにしてください。

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