■まず、しっかり情報を集めよう
イギリスにワーキングホリデーに行きたい! そう思ったらまずカレンダーをチェック。イギリスのワーキングホリデービザ(正式にはユースモビリティースキームと呼ばれる)は毎年、1月上旬の2日間しか募集が行われないからです。この期間を逃すと来年までお預け。。。
まずはワーホリの目的をハッキリさせた上で、情報を集め、そして行き先や大まかなスケジュールを立ててみましょう。競争率が高いために取得の難しいビザで すから、計画や目的によってはワーホリではなく学生ビザをなど、他のビザを選択した方がいい場合もあるのです。
情報集めは「ワーホリWEB」や「ワーホリニュース」などのインターネット媒体を活用するのが一般的。ワーキングホリデーSNSなどのソーシャルネットワークサービスなども経験者からの話が聞けたりと、情報の宝庫です。
特にイギリスの場合は申請期間が限られるため昨年との変更点の把握などの面でもビザ情報は最重要。ワーホリニュースのビザ速報などを利用しましょう
また、初めての海外生活で不安な人や語学に自信の無い方などは目的や状況に応じて留学エージェントに相談したり、その各種サポートを利用するのもよいでしょう。
■準備
具体的に計画がまとまったら順番に準備をはじめましょう。イギリスのビザの場合、抽選に通過した人だけが申請できる、まさに「運次第」というビザ。応募しても確実に取得できるわけではありませんので、具体的な日程を固めている場合にはビザが取得できなかったことに備えて学生ビザや観光ビザを利用したバックアッププランを用意しておいた方が良いでしょう。
なお、イギリスのワーキングホリデーでは2015年4月より滞在中のイギリスの国民健康保険制度(NHS)への加入が義務付けられました。これにより年間200ポンドの保険証の支払いが義務付けられました。加えてビザの申請料も225ポンド(2015年)と高額ですから予算計画には注意が必要です。
また、イギリスのワーキングホリデーの場合、提出書類や審査の流れがほぼ毎年変更になっていますので、常に最新の情報を入手して手続きを進めるようにしてください。
- 前年の12月までにパスポートを申請し準備をしておく。1月の申請時にはパスポートの番号を記載する必要があります。
- 1月に募集が始まったらメールで応募をする。
- 抽選に通過すると大使館より申請手続きに関する通知が届くので、それに沿ってビザの申請手続きを進めよう。通過した人は東京、又は大阪のビザ申請センターに本人が出頭してビザ申請手続きを行わなければならないルールになりました。
- ビザが取得できたら航空券を購入し、旅行保険(ワーキングホリデー保険)に加入しよう。保険は出発日が確定しなければ加入できない。航空券によってはギリギリまで出発日が確定しない事もあるので、出発日が決まったらすぐに手続きができるよう、あらかじめ加入したい保険についての情報を集めておくのがお勧め。
- 電子辞書やデジカメなど、ワーホリの必須アイテムを揃えよう。
- 最初の宿泊先を手配しよう。始めは何かと慌しいもの。ユースホステルやB&B、ホテルなどで初日から1週間ほどの宿泊をあらかじめ手配しておこう。語学学校に行く人は学校を経由して各種宿泊やホームステイの手配ができる場合もある。
- お金の準備をしよう。当初の生活費はクレジットカードを利用するか、10万円程度をプリペイド式のカードなどにして持って行く方法が簡単。そのほか、シティーバンクなどを利用して国際キャッシュカードを利用して引き出す方法もあるが手数料負担が大きいのが難点。
イギリスでは小さな店でもクレジットカードが使えるカード社会。なのでクレジットカードを利用するのもお勧め。この場合、カード会社の設定するレートで換算され、日本の銀行口座から引き落とされるので送金する手間を省く事ができる。 - 出発の2週間前には必要に応じて住民票や年金、税金の各種手続きをしておこう。
- 荷物の準備をしよう。じっくり滞在型のワーホリの場合はスーツケース、移動が多い旅行形のワーホリならバックパックがお勧め。
- 無事に着いたら、最寄の大使館・領事館に在留届を提出しよう。