台湾での車の運転

sky-1091527_960_720近年台湾の交通アクセスは、MRT(地下鉄)や台湾新幹線の開発によってとても便利になりました。MRT新荘線や台北の中心部を走る信義線も開通し、観光地として有名な永康街へのアクセスもとても便利になりました。

バスの路線はくもの巣のようにはりめぐらされていて、格安の運賃で遠くまで行くこともできます。ただバス運転手の運転は とっても荒く、驚いたことに、たまにバス停の案内が全くないバスもありますので、地理がわからないと不安に感じることもあります。また台北の交通渋滞はとてもひどく、時間に余裕がないときはあまり使えません。

台北の夏は日差しがとても強く、少し歩いただけで熱中症や夏バテになってしまうほど…そんな理由からか台湾は中南部に限らず、比較的交通網が発達している台北も依然としてバイク社会です。道路が渋滞していても、車の間を縫うように移動できて、比較的速度も出て涼しさを感じられるバイクがやはり便利だ そうです。

そこで台湾で運転するにはどうしたらいいのでしょうか。日本の運転免許証保持者にとっては朗報です。日本の運転免許証とその指定期間から発行された 中国語翻訳文を所持、携帯しているだけで、台湾での運転が可能となります。この翻訳文は運転免許証原本とパスポートがあれば日本でも台湾でも即日入手可能 です。

◎日本で申請する場合:お近くのJAF翻訳文発行窓口(1通3,300円)
◎台湾で申請する場合:交流協会台北事務所または高雄事務所(1通800台湾ドル)
※台湾では国際免許証は使用できません。

この翻訳文の有効期限は運転免許証の有効期限と同じです。有効使用期間は入境後一年間で、一年以降も使用した場合は免許証不携帯とみなされます。

注意事項としては、台湾で違反を犯した場合、台湾では記録をつけられるだけですが、日本帰国後その違反と同等の点数を引かれるということです。台湾では罰則なしに運転しつづけられたとしても、帰国したら点数が足りずに免許失効になるということもあり得ます。そうならないように、台湾でも安全運転を心がける必要があります。

最後に台湾の交通状況についてですが、日本とは逆の左ハンドル、左側通行です。交通標識は日本の標識と結構似ていて、中国語がわかわなくても比較的理解できます。台北は一方通行が多いので、現地人も慣れるまで結構勇気が必要だそうです。

交通マナーについては、簡単にいうと譲り合いの精神はあまりありません。バイクが本当に多く、バスの運転も荒いので交通事故が多発しています。台湾人はせっかちな人が多いので、とにかく先へ先へと進みたがる傾向にあり、もたもたしているとすぐクラクションを鳴らされます。それでもバイクで台湾一周をする旅行者がとても多く、本当に憧れます! 台湾の交通状況は日本と全く違いますが、勇気を出したら得られるものも人一倍かもしれませんよ。


取材協力:台湾トランス(台湾留学・ワーホリサポート)

 

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