■日本からのルート
日本からは、都市によりますがエアカナダ、JAL、ANAが主要都市へ直行便を運行しています。この他、韓国、台湾、香港などアジア各都市に立ち寄る経由 や、アメリカ各都市を経由する経由便は直行便よりも割安で人気がありますが、当然ながら、乗り継ぎや入国手続(特にアメリカ経由)の手間や、乗り継ぎ便ま での待ち合わせ時間が長かったりして労力は増えます。
■ 言語
カナダの公用語は英語とフランス語です。しかし、カナダは移民の国。世界中のあらゆる言語を身近に感じることが出来ます。銀行やバスの切符売り場などでは公用語以外に、中国語、スペイン語などの他の言語に対応しているところがたくさんあります。
■時差
カナダ国内には6つの時間帯があります。 夏時間(3月第2日曜日から11月第1日曜日まで)はそれぞれ1時間早くなります。 日本時間との比較か下記の通りです。
- パシフィック タイム(バンクーバー・ビクトリア) -17時間
- マウンテン タイム(バンフ・ジャスパー) -16時間
- セントラル タイム(ウェニぺグ) -15時間
- イースタン タイム(トロント・モントリオール) -14時間
- アトランティック タイム(プリンスエドワード島) -13時間
- ニューファンドランド タイム(セントジョーンズ) -12時間30分
■気候
基本的に日本よりは寒い国ですが、カナダは世界第2位の面積を誇り、その大きさは実に日本の27倍にもなりますので、都市によってかなり異なります。
バンクーバーやビクトリアなどがある西海岸は、夏は気温は25度前後で湿気も少なくとてもさわやかです。冬場も雪が積もることはほとんどなく温暖で過ごし やすいですが、冬場は曇り空と雨が多くなります。 それ以外の場所は、モントリオールやトロントといった大都市がある東海岸を含み、夏場は30度を超え、冬場は気温がマイナス20度まで下がり、暑さも寒さ も厳しくなります。
■通貨
通貨はカナダドル、補助通貨はセント。カナダのコインは愛称で呼ばれていますので、覚えておくと何かと便利です。
- 2ドルコイン トゥーニー
- 1ドルコイン ルーニー
- 25セント クウォーター
- 10セント ダイム
- 5セント ニッケル
- 1セント ペニー (2013年2月に廃止されました)
■ クレジットカード
カナダでは現金よりも、クレジットカードやデビットカード(銀行カードをクレジットカードのように使うこと)が普及しており、多くの人がどこでもカードで支払いします。 ビザカード、マスターカードが多く普及しています。 JCBカードを取り扱っている店は、あまりありません。
■ 銀行
カナダの5大銀行は、RBC(ロイヤルバンク)、CIBC、BMO(バンクオブモントリオール)、スコシアバンク、TDカナダトラストがあります。 バンクーバー地域の、TDカナダトラスト銀行日本語窓口では、日本語でのフルサービスが受けられます。英語にまだ自信がない方には、大変心強いサービスだと思います。
口座開設の際には、パスポート(絶対持参)ともう一つ身分を証明するもの(クレジットカード、国際免許証等)、カナダでの住所が必要です。開設と同時に銀行カード(デビット機能付)が発行してもらえます。
窓口の営業時間は銀行やロケーションによりさまざまで、土曜日に営業しているところもあります。ATMは基本的に24時間365日利用できます。
銀行の口座は大きく分けて、Savings Account(普通預金口座)と、Chequing Account(小切手口座)があります。カナダではチェック(小切手)を使うことが多いのと、給料はチェックで払われることが多いため、 Chequing Accountをまず開設することになります。
口座には実にさまざまな種類があり、毎月、口座維持手数料がかかりますが、一定額以上の預金があれば手数料免除の特典のあるものが多いです。口座を開設する銀行でいろいろなプランを聞いて自分にあった物を開設しましょう。
■ 郵便局
カナダ国内における封書、ハガキの郵便料金は63セント。日本への国際郵便料金(航空便)は1ドル85セント(いずれも30gまでの料金)です。だいたい1週間~2週間で日本に届きます。
郵便局は、ドラッグストア(薬局)やショッピングモール内、スーパーマーケットの中にブースが開設されている場合が多く、街の至る所にあります。営業時間はブースごとに違います。切手だけなら、ドラッグストアやスーパーマーケットなどでも購入可能です。
■ ショッピング
お店の営業時間は地域や季節、またお店によって違いますが、基本的には日本に比べると営業時間が短いので注意が必要です。一般的には10時~18時で、木 曜と金曜は21時ごろまで営業しているところもあります。また土、日曜祭日は閉店時間が早くなったりお休みのところが多いです。
都市部では、曜日に関わらず夜遅くまで営業する店も多く、日本同様24時間営業のコンビニエンス・ストアなどもありますが、数は多くありません。
カナダは消費税が日本より高いので(州によりますが)、見てる値段とレジでお金を払う値段とは大きく変わります。また、課税される商品についても細かく分 かれており、例えば食品と子供用品は物によって免税になったりと複雑に区分されていますので、注意が必要です。
日本人の多いバンクーバーには、日系スーパーや100円ショップでおなじみのダイソー($2+TAX/点)などもありますので、他の地域に比べると、日本の物は比較的手に入りやすいです。バンクーバーに泊まる際に日本の食料品などをまとめて購入する人もたくさんいます。
情報提供(編集協力):CANADA WATT