オーストラリアの携帯電話事情

cliff-557066_960_720■携帯電話事情

日本の携帯電話をそのまま海外に持ち出して国際ローミングで使用できますが、ローミングによる通話料・データ通信料は非常に割高ですから、一時的な利用は別として、長期滞在のワーキングホリデーメーカーは渡航後にオーストラリアのプリペイド式携帯電話を購入しています。

オーストラリアにおける携帯電話の3大キャリアはテルストラ、オプタス、ボーダフォンの3社です。テルストラは日本のNTTとドコモを足したような存在です。インフラの整備上、一番国内で使えるのがテルストラの携帯網と言えます。カバーしている領域が広いため、主要都市を離れて移動するする際には安心感があります。

次に大きいキャリアはボーダフォンとオプタスです。オプタスは日本人留学生やワーキングホリデーでの滞在者に人気のあるシンガポール系のキャリアで、携帯電話のほか、長距離電話、ケーブル通信などを行っており、これらを併用すると割引のあるプランがあります。
これらの3社以外にも「Virgin Mobile」や「amaysim」など、いくつかのサービスがあります。これらの会社は日本の割安な携帯電話会社と同様に主要キャリアの通信網を借りて運営されています。

なお、オーストラリアは国土が広いため、各社とも人口に対する比率のパーセンテージでカバー領域をPRしています。この数字は国土面積に対する通話可能面積ではありませんので注意して下さい。結果、地方部では電波が届かない地域も多数存在しています。

■プリペイド式携帯電話を購入する

オーストラリアではキャリア系の携帯電話販売店のほか、複数のキャリアの電話を販売する携帯電話専門店があります。このような専門店では最新式の高級な機種なども購入することができます。ただ携帯電話機はかなり高い上、電話機を割安に提供する契約の場合は2年以上の契約期間が必要な場合も多く、ワーキングホリデーメーカーにはあまり現実的な選択ではありません。

そこで多くのワーキングホリデーメーカーはプリペイド式の携帯電話機を購入しています。プリペイド式の電話機は携帯電話専門店のほか、KマートやビッグW、ターゲットといった大手量販店、スーパーマーケットや郵便局などでも購入することができます。また通話料のリチャージ手続きもこれらの店から可能です。

価格は平均して50ドルほどから。20ドルという特価品もあります。この価格ですから多機能な電話機は期待できませんが1年間という期間限定で通話とテキストメッセージの送受信のためと割り切って使ってみましょう。
帰国後に日本で継続して使用することを前提にシムロックのかかっていないスマホを購入するという選択肢もあります(その機器が日本で使用できるかは要確認)。

■SIMロック

日本でもありますが、オーストラリアでも他のキャリアに顧客が流れないようSIMロックを採用する電話機が多くあります。
SIMロックされていない電話機の場合SIMカードと呼ばれる小さなカードを差し替えればどこのキャリアでも使えたのですが、SIMロックされている場合は、例えばボーダフォンの電話機ではボーダフォン以外のSIMカードが使えません。ですからキャリアを変更することを考えている方は電話機の購入の際には注意してください。
また、もし日本でシムロックのかかっていない携帯を利用している場合には、オーストラリアでプリペイド用などのシムカードを購入すればそのまま利用できる場合もあります。

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